ぐっすり眠れる寝室づくり【音のおはなし】
2017.04.19
道路の騒音やエアコンの室外機の音など、就寝時に「音」に悩まされたことはありませんか?
敏感な方は家族の寝息や、時計の秒針の音まで気になることもあるのでは。
寝室に適した「音の大きさ」は図書館程度の静けさ(40デシベル以下)が理想とされています。
外の音が気になる場合は、雨戸や二重サッシなどで静かな環境を作る工夫をしてみましょう。防音カーテンも販売されていますし、厚手のカーテンに変えるのもおすすめです。
家族の寝息が気になる場合は、自分の呼吸を寝息に合わせてみましょう。
眠っている時の呼吸はゆっくりと深いもの。
呼吸を合わせていくうちに、あなたもリラックスできるかもしれません。
また、静かすぎるとかえって緊張してしまうこともあります。
こんな時は、お気に入りの音楽を聴いてリラックスするのもおすすめです。
実際、科学的にも眠たくなる(リラックスする)音も存在するんです。
その中の1つに、「1/fのゆらぎ」というものがあります。
これは、心臓の音や、ろうそくの炎の揺れ、波のリズムのような、一定のようでいて実は予測のできない不規則なゆらぎのこと。
木目調の空間が落ち着くのも、視覚的に木目が「1/fのゆらぎ」効果を発揮しているからともいわれています。
波や水の音、小鳥のさえずりを聞くと心が落ち着くのは、この「ゆらぎ」の効果なんですね。
このゆらぎの音を組み込んだヒーリングCDも、わたひちで視聴できます。
気持ちが張ってなかなか寝付けない夜は、ゆらぎの音に頼ってみましょう。