眠り上手の パジャマ選びガイド
2018.09.07
あなたは何を着て寝ていますか?
Tシャツにスウェット?ジャージ? はたまた裸?
心地よい眠りのためには寝具も大切ですが、身につけるものもとっても重要なんです。
そこでぜひ使って欲しいのが「パジャマ」。
今回はパジャマの大切さと、上手な選び方についてお知らせしていきます。
パジャマを知って、ぜひパジャマを着て、ぐっすり眠ってください!
パジャマを着るとイイコトとは?
ラクな服装なら何でもイイじゃない!と思いがちですが、パジャマを着ると良い理由がちゃんとあるんです。
私たちは眠りにつくと、体には様々な変化が起こります。
体温の変化や、汗をかいたり、寝返りをうったり… そんな変化を受け止め、心地よい眠りを朝まで保ち続けるのがパジャマの役割です。
眠るのに適した「素材」「形」「仕立て」など、ぐっすり眠るためたくさんの工夫があるのです。
例えば、ジャージのウエストには激しく動いても、下がってこないように太めで強いゴムを数本使っています。
リラックスさせたいパジャマにはしなやかでやさしいゴムが使われています。
裸で寝るのはどうでしょうか?
寝ている間には一晩でおよそコップ1杯の汗をかくといわれています。
裸の場合、その汗はどこにいくのでしょうか。
洗いにくい寝具に吸収され不衛生であり、肌に残った汗はジメジメと不快でもあり、体を冷やす原因にもなります。
それから、『おやすみスイッチ』はご存知ですか?
「入眠儀式」ともよく言われますが、「さあ寝るぞ!」と体や脳をおやすみモードに切り替える、就寝前の習慣のことです。
それは歯を磨いたり、アロマでリラックスの香りを焚いてみたり…と何でも良いのですが、「パジャマに着替える」ことも『おやすみスイッチ』の1つとしてとても有効です。
パジャマ選びのポイント
心地よい肌触りであること
まずはスムーズに眠りへと誘われるように。
着た瞬間、ホッとするようなやわらかくて心地よい感触のものがオススメです。
色々なタイプがあるので、お好みに合わせてあなたの肌になじむ素材を見つけましょう。
暑さ、寒さの不快感がないこと
眠っている間の汗をしっかり吸い取って、ムレ感を抑えてくれることが大切です。
また、夏は涼しく、冬はあたたかく。
温度や湿度をうまくコントロールして快適さを保てることも重要です。
からだが動かしやすいこと
じっと眠っているつもりでも、からだは一晩に何十回も寝返りをうつのが普通です。
「寝返り」は眠りの大切な要素のひとつ。
一晩に約20〜30回は必要です。
多すぎてもいけないですが、寝返りをしないとからだは疲れてしまいます。
そこで、からだの動きを妨げないように締めつけが少なく、適度なゆとりをもって設計されているものが良いパジャマです。
毎日洗ってもしっかりとして丈夫なこと
素肌で着るパジャマには、毎晩、汗とともに皮脂などの汚れがつきます。
こまめに洗って清潔にしておきましょう。
そのため、何度お洗濯しても型くずれしにくい丈夫さや、お手入れをしやすいパジャマを選ぶことも大切なポイントです。
「生地」の種類を知りましょう
生地は織り方や編み方によって肌触りや特徴がさまざま。
季節に合った生地を使ったパジャマを選びましょう。
年間通して使える素材
年間 二重ガーゼ
通気性があり、吸湿性もよい素材。
赤ちゃんの衣類にも使われます。 着れば着るほどやわらかく肌になじみます。
年間 サテン
タテ糸またはヨコ糸の織り目を浮かせて織った生地。
光沢となめらかさが特徴です。
肌触りもソフトで人気の素材です。
年間 スムース、ニット
からだの動きに合わせて伸縮します。
肌触りもなめらかでやわらかな素材です。
年間 パイル
タオルのように、表面にループのあるニット生地。
ふんわりとした肌触りが魅力です。
年間 天竺(てんじく)
表裏がはっきりした生地で、Tシャツなどによく使われています。横に伸びやすく動きやすいのが特徴です。
夏に心地よい素材
夏向き サッカー
タテ糸を調節して、表面に波状のシボ(しわ)をつけています。肌にまとわりつきにくく、サラっと爽やかな風合いです。
夏向き 楊柳(ようりゅう)
撚りの強いヨコ糸を使うことで、全体に凸凹をつけた生地。
肌に接する部分が少なくなり、ベタつきにくく爽やかな感触です。
冬に心地よい素材
冬向き ネル
正式な呼び方は「フランネル」。
表面を起毛させることでふわふわとしたやわらかな肌触りと保温性をもたせています。
冬向き キルトニット
天竺生地の間に中わたを編み込んだ生地。
保温性に優れていて、ふっくらとした感触が人気です。
眠りのために工夫されたパジャマのカタチ
動きやすく、つっぱらず、しめつけず。
快適なパジャマの基本です。
動きの多い腕まわりはアームホールを大きくして動きやすく
寝返りしても生地が体に巻き込まれてつっぱらないように、ほどよく「ゆとり」があること
ウエストゴムはやわらかく、締めつけを少なくしておなか周りをラクラクに
季節に応じたパジャマのカタチ
夏向き
熱をため込まないよう、通気性を確保して爽やかさを保ちます。
・半袖(七部丈) + やや短い丈のパンツで、寝苦しい夜も心地よく。
・袖口や襟の開きを大きくすることで風通しをよくします。
冬向き
寒さを感じやすい部分はあたたかく。 眠る時の寒さを軽減します。
・ハイネックや襟のつまったタイプは首元をあたたかくしてくれます。
・程よくフィットしてズレ上がりにくい袖口やスボン裾のものを。
いかがでしたか?
「寝るだけ」のパジャマですが、たくさんのこだわりと工夫が込められています。
店頭には1枚1枚、個性の違うパジャマが並んでいます。
あなたにぴったりのパジャマを見つけて、「快眠 パジャマライフ」はじめましょう!!