眠り上手の「枕」選び 【素材編】
2018.12.05
今の枕に満足していますか?
肩がこる、体が痛くて目が冷めてしまう、
いびきをかいてしまう、ぐっすり眠った気がしない、
寝つきが悪い…
もしかしたら枕が原因かも?
こちらでは、正しい枕の選び方をご紹介します。
前回は「枕の高さ」についてお伝えしました。
枕の「高さ」についてはこちら▼
今回はその続編、「素材」の選び方についてです。
自分の「好み」にあった素材を見つけて
どんな「素材」の枕がいい枕なのでしょうか?
答えは…
「お好みの硬さと触感」の素材
です。
極端な表現をすれば、好きであればなんでもOKということ。
まず枕をあてた時に「心地よい」と感じる、自分の好きな素材でなければいけません。
例えば、しっかりとした硬めの感触がお好きな方が、ふわふわの枕に寝たら、「なんだか落ち着かない…」と感じるのはよくあることです。
また、枕に寝て、耳が痛いと感じたことはありませんか?
それはあなたには硬すぎる枕なのかもしれません。
好きな素材を見つけるには、必ず寝て試しましょう!
●枕の素材なんて、よく考えずに使っていた。
●自分の好きな素材がよく分からない。
●友達がいいよと言っていたので、同じ枕を使っている。
なんとなく枕を使っていませんか?
お好みは人それぞれ。
お店で寝比べて、心地よい素材を見つけましょう!
枕の素材それぞれのと特徴
ポリエステルわた
ポリエステル製のわた。
やわらかくて弾力があります。
繊維状のものと、粒状に加工したものがあり、粒状のものの方が弾力があり長持ちします。
熱と湿気がこもりやすいので、熱がりの方には不向きです。
●湿気がこもりやすいので、週に1回程度陰干ししましょう。
●お洗濯ができます。
2〜3年
とてもやわらかく潰れやすいです。
わたをほぐすとふっくら感が回復しますが、こまめにお買い替えがおすすめです。
羽根・ダウン・フェザー
水鳥の毛うち、ふんわりやわらかなダウンと、弾力のあるスモールフェザーが使われています。
吸湿性と放湿性に優れています。
触感はやわらかめです。
羽根独特の臭いがする場合があります。
週に1度は陰干しして、湿気を飛ばしましょう。
●湿気がこもりやすいので、週に1回程度陰干ししましょう。
●お洗濯はできません。
2〜3年
とてもやわらかく潰れやすいです。
側生地に傷や破れが起こり、羽根が吹き出したら、すぐに使用を控えましょう。
羽根を吸い込むと危険です。
低反発ウレタンフォーム
反発力の少ないウレタンフォーム。
ゆっくりと沈んで戻るという、独特の感触です。
寝姿勢に合わせて変形するので、心地よいフィット感があります。
湿気を吸わない素材のため、ムレやすいです。
また、室温による硬さの変化があります。
寒い → 硬くなる 暖かい → 柔らかくなる
●お洗濯できません。
●湿気がこもりやすいので、週に1回程度陰干ししましょう。
●紫外線で黄色く変色することがあるため、陰干しがおすすめです。
2〜3年
水気を多く含むとヘタりが早く進みます。
汗をたくさんかいたり、髪の毛を乾かさないまま使うとヘタりの原因になります。
リラクゼーションフォーム
わたひちのオーダー枕でも取り扱っている、ウレタン素材。
とてもやわらかく、フィット感に優れています。
わたの感触とひと味違う、絶妙なもっちり感はやわらかめが好きな方にはぴったりな素材です。
ただし、汗などの水気に弱いため、汗っかきの方や暑がりの方にはおすすめできません。
●お洗濯できません。
●湿気がこもりやすいので、週に1回程度陰干ししましょう。
●紫外線で黄色く変色することがあるため、陰干しがおすすめです。
2〜3年
水気を多く含むとヘタりが早く進みます。
汗をたくさんかいたり、髪の毛を乾かさないまま使うとヘタりの原因になります。
エラストマーパイプ
中が空洞になっている形状が特徴の素材。
馴染みのある素材かもしれませんが、エラストマーパイプはやわらかな弾力性が特徴です。
枕にすると、「ふつう」の硬さになります。
従来の「パイプ」とは全く違い、ザラザラと音もなく、もっちりとした感触です。
柔らかさはわたやウレタンには劣りますが、通気性もあり、程よく柔らかい素材。
わたひちで取り扱うパイプには、銅を練りこんでいます。
●お洗濯ができます。
●普段は陰干しがおすすめです。
3〜4年
備長炭パイプ
中が空洞になっている形状が特徴の素材。
馴染みのある素材かもしれませんが、備長炭パイプは適度な弾力性が特徴です。
枕にすると、「硬め」の感触になります。
従来の「パイプ」とは違い、弾力のある粒どうしが絡み合い安定感があります。
通気性もあり、しっかりと支えてくれる素材。
わたひちで取り扱うパイプには、備長炭を練りこんでいます。
●お洗濯ができます。
●普段は陰干しがおすすめです。
3〜4年
そばがら
そばの実の殻を乾燥させたもの。
感触はかなり硬めです。
触れるとひんやり感じる「接触冷感」があり、熱を放出してくれます。
高温多湿の日本の夏の気候に相性が良い素材です。
昔から愛されている素材ですが、天然素材のため砕けやすいというデメリットがあります。
こまめに買い替えていただくことをおすすめします。
●お洗濯できません。
●頻繁に日に干し、湿気を取り除きましょう。
1〜2年
そばがらは砕けやすく高さが変化しやすい素材です。
砕けたそばがらのチリを吸ってしまうと良くないので、定期的に買い替えましょう。
眠り上手の「素材」選び まとめ
素材はお好みで。
当ててみて、ホッとする素材を見つけましょう。
また、お手入れや耐用年数も上手に選ぶポイントです。
やわらかさで選ぶなら
「わた」「羽根」「ウレタンフォーム」
やわらかな触感がお好きなら、「わた」「羽根」「ウレタンフォーム」。
ただし、やわらかさにも個性があります。
寝比べて1番好きなやわらかさを見つけましょう。
しっかり支える硬めの感触なら
「備長炭パイプ」「そばがら」
ふわふわした感触は落ち着かない…。
硬めの感触がお好きなら、「備長炭パイプ」「そばがら」がおすすめ。
「備長炭パイプ」なら耐用年数も長く、お洗濯もできるので衛生的です。
暑がり、汗っかきの方には
「パイプ素材」がおすすめ
首元の熱気や汗を放出する素材は、中が空洞の「パイプ素材」。
最近では素材も進化していて、やわらかいパイプ、硬いパイプ、音のしにくいパイプなどたくさんの種類があります。
お店で体験してみてください。
枕の素材には、寿命があります。
どんなに良い素材でも、枕の素材には寿命があります。
素材のヘタりで、枕の高さも変わりますし、好みだった感触も変わってしまいます。
定期的にメンテナンスをしていきましょう。
わたひちの「オーダーメイド枕」は、一度購入いただくとずっと無料で調節します。
▼オーダーメイド枕についてはこちら
▼関連記事:眠り上手の「枕」選び 【高さ編】
愛知県碧南市の寝具専門店
ぐっすり快眠 FUTON わたひち
【ご利用頂いているお客様の主な地域】
碧南市、高浜市、安城市、西尾市、刈谷市、知立市、半田市、常滑市、岡崎市、豊田市、大府市、名古屋