どうしても眠くなる昼下がり…

上手な「お昼寝」で効率アップしましょう！

昼食のあと、なんだかぼーっとしてきたり、あくびが出たり。

誰もが経験のあることですよね。

そんな時は思い切って「お昼寝」しましょう。

ただし、間違ったお昼寝は、夜の睡眠を妨げる原因に。

今回は上手な「お昼寝」の方法についてご案内します。

　どうして眠くなる？昼の眠気の正体とは

まずは昼の眠気の原因について。

私たち人間の体内時計には「２つの眠気のピーク」が組み込まれています。

大きな眠気のピークは、22時〜24時頃。

夜に眠くなるのはこのせいです。

もうひとつの眠気のピークが、昼過ぎの14時頃。

夜ほどではないですが、ほんのりと眠気を感じてきます。

昼に眠気が起きるのは、夜の睡眠が足りていないのでは？

と不安を感じている方も多いかもしれませんが、昼に眠気が起きるのは正しいこと。

むしろ、体内時計が正常に働いている証拠なんです。

昼の眠気が強くスッキリしない場合は思い切って「お昼寝」をしましょう。

眠気を我慢していても、仕事や家事の効率が落ちてしまいます。

次からは上手なお昼寝の方法をご紹介します。

　お昼寝は “30分以内” を厳守して

夜の眠りは昼の活動から作られます

１日で１番、しっかり眠りたいのは「夜」ということを忘れてはいけません。

夜の睡眠は、日中活動したり脳を使った分だけ、質の良い眠りが得られます。

昼寝をしすぎてしまうと、大切な夜の睡眠に影響してしまうので注意しましょう。

昼寝は20分程度がおすすめです。

30分以上眠ってしまうと、深い睡眠に入ってしまい目覚めがスッキリしにくくなります。

2014年に厚生労働省が発表した『健康づくりのための睡眠指針』でも、働いている世代に対して「30分以内の昼寝が作業能率の改善に効果的」と呼びかけています。

また、お昼寝をするなら15時までに済ませましょう。

夕方に眠ってしまうと、夜の睡眠の質を先取りしてしまいます。

寝過ぎないようアラームをしっかりセットしておくと安心ですよ。

　大人のお昼寝は座ったままでOK

会社でお仕事をする方は、横になってお昼寝するのは難しいですよね。

でも大丈夫です。

横になるとついつい深く眠ってしまいます。

男性ならネクタイを緩めて。

座った状態でうつ伏せになってみましょう。

完全に眠れないと焦ったりしますが、目をつぶって “まどろむ” くらいでも効果的です。

電車やバスなど、移動時間がある方はその時間を有効活用してもいいですね。

目覚めをさらにスッキリ！

ホットコーヒーを活用しましょう

さらにおすすめは、お昼寝する前にホットコーヒーを飲むこと。

「カフェインを摂ったら眠れないんじゃない？」と思うかもしれません。

カフェインは体内に入って20〜30分後に働いてきます。

ちょうど目覚めたい時間にカフェインが働いて、スッキリ覚醒するという作戦です。

眠気は体温が下がる時に訪れやすいので、アイスコーヒーよりもホットコーヒーがおすすめです。

グッとホットコーヒーを飲んでポカポカしているうちに目を閉じましょう。

　スペインでは伝統的な習慣「シエスタ」

「シエスタ」はスペイン語で「お昼寝」の意味。

スペインでは伝統的に昼食の後の「お昼寝」が行われてきました。

かつてはシエスタの時間は街のお店が閉店していることも多かったようです。

現在はシエスタの習慣は、都市部や観光地を中心に減ってきています。

以前はお昼の休憩をゆっくり取れていたものが、働き方が変わってきたのですね。

都市部では減少してきているシエスタ。

小さな街の人々やお年寄りには今でも「健康法」としてもシエスタは愛されているようです。

効率よく働くために、少し休む。

お昼寝を上手に取り入れましょう。

睡眠に関するお悩みは「スリープマスター」にご相談ください。

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