わたひち

わたひち通信

「とにかく軽くてあったかい羽毛布団をください」と電話でご注文。

2018.10.29  

朝晩だいぶ冷え込んで来ました。

 

我が家も真綿布団(まわたふとん)の大好きな娘以外は、羽毛布団に衣替えをしました。

 

 

娘は真綿布団(まわたふとん)のツルツルとした感触が大好きなのだそうです。

 

「お父さんには貸してあげない!」

 

と言って毎日巻き付くように寝ています(苦笑)

 

(ちなみに)真綿布団の詳細はこちら↓  

 

 

 

さて、今回のお話は「真綿布団」のお話ではなく「重たくて寒い掛け布団を、軽くてあったかい羽毛布団にしたい」というお客様のお話です。

 

 

 

 「とにかく軽くてあったかい羽毛布団を、今から持って来てほしい」

 

 

「とにかくあったかい羽毛布団を今から持って来てほしい」

 

と開店前にお電話をいただいたのは碧南市のS様(78歳)。

 

 

S様は私の父母の代からお世話になっているお客様です。

 

 

 

S様のお話しを聞かせていただくと…

 

今年の6月頃に体調を崩し、3ヶ月くらい入院をされたそうです。

それから体力がだいぶ弱り、体が思うように動かなくなったということです。

 

そして、ここ最近寒くなり、毎年使っていた「綿わたの掛け布団」を掛けたところ、

「敷きふとんを掛けてるのではないか?」

と思うほどに、ずっしりと重たさを感じたそうです。

 

 

退院したばかりのお体には、布団の重みが負担になったのでしょう。

綿わたの掛け布団は温かみが弱いので、真冬には毛布を加えることになるはずです。

そうすると、もっともっと重たくなってしまいますね。

 

 

これ以上の重さがプラスされるのは体に負担がかかり過ぎます。

 

 

 

 

【S様のお悩みとご希望のまとめ】

 

 お悩み…

● 今年の6月頃から3ヶ月程寝込んでから「体が思うように動けなくなった」。

● 今使っている綿の掛け布団が「重たい」

● 今使っている綿の掛け布団では「寒い」

 

 ご希望…

●とにかく「軽くてあったかい快適な羽毛布団」がほしい。

●車が無いから「自宅まで持って来てほしい」

 

 

 

ということでした。

 

 

 

早速、羽毛布団を車に積んでS様のお宅に伺いました。

 

 

 

 S様が今まで使っていた

 「重たい掛け布団」とは?

 

 

S様のご自宅におじゃまして、今まで使っていた「お悩みの掛け布団」を早速見せていただきました。

 

S様がお使いになられていたお布団 ↓

 

 

立派な綿わたの掛け布団です。

 

 

 

仕立てもしっかりとしていて、問題なし。

元気な方がお使いになれば、S様ほどお悩みを持たないはずの掛け布団です。

 

 

しかし綿わたの布団はずっしりと重たいのが弱点。

 

体力が弱り「体が思うように動かなくなった」S様にとっては、この重さが体に負担をかけてしまう掛け布団なのかもしれません。

 

 

そして、綿わたの掛け布団をお使いの方に多いのが、

毛布を何枚も重ねて寝るということです。

 

 

S様も実際毛布を何枚も重ねて使われていました。

 

 

体力が落ちると共に体温も低下します。

「発熱する力が低下」するため「綿の掛け布団」だけでは寒いと感じてしまうのです。

 

すると「毛布」を掛けて、少しでも熱が逃げないようにする…

毛布1枚ではまだ寒く、さらにもう1枚毛布を加える…

 

という訳です。

 

 

残念ながら、毛布を何枚掛けたところであまり温かくなりません

 

そして何より身動きが取れなくなるほど(少々大げさな表現ですが)、ずっしりと重たくなってしまいます

 

 

 

 

 S様に選んでいただいた羽毛布団と、その決め手は?

 

S様に選んでいただいた羽毛布団はこちらです↓

 

 

ポーリッシュホワイトグースダウン95%

サイズ:シングル(150×210㎝)

布団生地:シルク100%

羽毛の量(布団生地は別):0.8kg

構造:スーパーボディラインキルト

  (片寄り防止&肩口に隙間ができにくいキルト)

 

 

 

【セレクトポイント】

●布団生地を天然繊維シルクの軽くて柔らかい生地を使用

●詰め物の重量を0.8Kgに。

   量は少なめでも上質な「ホワイト・コウダマザーグース」なのであったか。

●さらに保温力を高めるための「手選別羽毛」を使用

●掛け心地をよくするキルト(構造)の羽毛布団

 

 

 

 

 シルクの軽くて柔らかい生地を使用

 

羽毛布団は「ダウン率」「産地」に目が行きがちですが、同じくらい大切なのが「布団生地」です。

 

「カバーを掛けるから関係ない」ということは決してありません。

 

 

糸の太いゴワゴワした布団生地だと「羽毛の膨らみ(ダウンパワー)」を最大限に活かすことは出来ません。

 

繊細な羽毛に直接触れる布団生地は、なるべく軽くて柔らかい素材のものを選んでいただくのがベストです。

 

 

また、軽くて柔らかい布団生地の羽毛布団は体にしっかりと沿い、体を包み込むように冷えから守ってくれます

 

そして今回S様に選んでいただいた羽毛布団は「シルクの生地」を使った、とても軽くて柔らかい素材です。

 

シルクは「吸湿・発散」に優れた天然素材のため、湿気による冷えからも体を守ってくれる優れものです。

 

 

 

詰め物の量を0.8Kgの軽量に。

 量は減っても 「ホワイト・コウダ®︎マザーグース」ならあったか!

 

通常の羽毛布団の詰め物の重量は、1.2Kgです。

それに対して、こちらの羽毛布団は0.8 Kg

 

「えっ?羽毛の量が減ったら寒いんじゃない??」

 

と思う方も多のでは。

 

でも、心配ご無用です!

 

その秘密はこの布団に使われている

「ホワイト・コウダ®︎ マザーグース」

 

 

まず、ダウンの種類は「ダック」よりも、「グース」の方がダウンボールが大きいので温かく使えます。

 

さらに「マザーグース」は農場で卵を産ために何年も冬を越しているため「グース」と比べると成熟した羽毛を持っています。

 

「マザーグース」は農場に数も少ないので希少価値も高いですが、あたたかさが別格です。

 

羽毛はボリュームが出れば出るほど、温かくなります。

 

左)一般的なグースダウン 中央)一般的なマザーグースダウン 右)ホワイト・コウダ®︎マザーグースダウン

 

 

この羽毛布団には「ホワイト・コウダ®︎」のマザーグースが使われています。

 

「ホワイト・コウダ®︎」はポーランドの国が管理する、羽毛の研究所からお墨付きをもらった高品質の羽毛なのです。

 

 

この羽毛が使われた羽毛布団は、弾力・温かさ・軽さ・長持ち共に花マルの羽毛布団です。

 

少ない量でもしっかりと膨らんで、温かい。

まさにS様の求める羽毛布団ですね。

 

 

 マザーグースのダウンを人の手で「手選別」

 

さらにこの羽毛、選別を人の手で行っています。

 

 

通常は機械選別といって、羽毛に風を吹きつけて遠くに飛んだ羽毛を使用します。

 

それとは違いこの羽毛は、写真のように人がピンセットで一粒ずつ丁寧に選別をしていきます。

 

S様に選んでいただいた羽毛布団は「2回手選別」の羽毛布団。

 

一度、人の手で選別された羽毛を、

さらにもう一度、手で選別していく。

 

という、とても手の込んだ羽毛が使われています。

 

この気の遠くなるような作業により、大きなダウンだけが使われた極上に温かな羽毛布団かできるのです。

 

 

 羽毛が片寄らないキルトと

  肩口に隙間ができにくい特殊キルト

 

東京西川の羽毛布団を長く心地よく使っていただけるのは、

「羽毛が片寄らない構造になっている」

というのも理由の1つです。

 

 

せっかく良い羽毛を使っていても羽毛が片寄ってしまっては台無し。

必要な場所に、必要な量の羽毛がいつもスタンバイして温めてくれる。

これが基本です。

 

さらに、S様に選んでいただいた羽毛布団には「スーパーボディラインキルト」が施されています。

 

このキルトは、まあるくカーブしたちょっと変わったキルトです。

肩口にも隙間が出来にくく、体に沿うようにフィットします。

体を包み込むので、温かさも抜群です!

 

保温性に優れた特殊キルトは冷え性対策にも重要なポイントでもあるのです。

 

 

 

 

 

こうしてS様に「軽くてあったかい羽毛布団」をご購入いただきました。

 

気持ちよく眠って、元気にお過ごしいただけますように。

 

 

 

わたひちにはたくさんの羽毛布団がありますが、お客様のご要望をじっくりお聞きして納得のいくお買い物をしていただけるように心がけています。

 

 

お車をお持ちでない方や、お体が不自由な方は、お電話を頂ければいくつか羽毛をお持ちして実際に掛け比べをしてお選びいただくことも出来ます。

 

 

ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

愛知県碧南市の寝具専門店

ぐっすり快眠 FUTON わたひち

 

 

「ねむりの相談所」東海地区第1号店 

 

 

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